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九州大学 1997年度
理系数学 第5問(c)

問題

正の数乗根は2以上の整数)の近似値を求めるため

とおき,

とする.

(1) ならば,を示せ.

(2) のとき,ならば,を示せ.

(3) のとき,を示せ.

出典:九州大学 1997年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第5問(c)

方針

とおく。更新式はニュートン法の式であり、ならはすぐ分かる。としてを示す。(2)ではの更新式を明示的に整理し、誤差の倍数として表す。(3)は誤差漸化式を4回反復し、からを使う。

解答

(1) とおく。に対して である。 ならなので である。次にを示す。とおくとであり、だから と同値である。すなわち を示せばよい。左辺から右辺を引いたものを とおくと であり である。よってとなる。したがって である。

(2) とし、とおく。更新式は である。したがって

である。

ここでだから である。実際、これは すなわち と同値である。よって である。

(3) , とおく。(2)より である。これを繰り返すと

である。

また なので である。したがって である。さらに だから

である。