問題
を正の定数とし,で定義された連続関数が常に正の値をとるとき,において関数,,,を
とおく.
(1) ,およびにおいてを示せ.
(2) を満たすの値がただ1つ存在することを示せ.
(3) を満たすの値をとするとき,の最小値を求めよ.
出典:九州大学 1997年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第2問
方針
定義どおり, を用いる。は、, , となるため、ただ1つの零点をもつ。は、すなわちと同値である。最後にを計算し、零点の前後でが減少から増加へ変わることを示す。
解答
(1) まず であるから である。また
である。で、かつなので である。
さらに であるから
である。ここで だから である。
(2) なので は すなわち と同値である。これは と同じである。
(1)より, であり、は連続で狭義単調減少である。したがってを満たすがにただ1つ存在する。よってを満たすもただ1つ存在する。
(3) そのただ1つの値をとする。を微分すると
である。 , であり、はで0になる狭義単調減少関数である。したがって である。よって である。したがってはで最小値をとる。このときであるから、最小値は である。