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熊本大学 2023年度
文理共通数学 第4問(理工系)

問題

は正の実数とする.以下の問いに答えよ.(問1) 関数の極値を求めよ.(問2) 定積分の値をを用いて表せ.(問3) (問2)で求めた値をとおく.のとき,不等式が成り立つことを示せ.

出典:熊本大学 2023年度 前期 文理共通 第4問

方針

解法1

(問1)は微分して臨界点を調べる。(問2)では被積分関数が であることを見抜き,部分積分を行う。(問3)は得られた式から共通項を消し, とおいて を微分で示す。

解法2(置換積分と一変数不等式)

で指数関数の中身を新変数にし、 を使って積分する。不等式は の単調性を区間 で直接調べる。

解答

解法1

(問1)

である。したがって臨界点は である。 より符号を調べると, で極小値 で極大値

をとる。

(問2)

とおくと

である。部分積分により

したがって

である。

(問3)

示すべき不等式は

と同値である。 とおくと であり,

とおけば

である。また であるから, である。すなわち

である。両辺に正の を掛けると

となる。よって

が成り立つ。

解法2(置換積分と一変数不等式)

(問1)

とおけば である。

より、 で極小値 、すなわち で極大値 をとる。

(問2)

とおくと、積分区間は となり

である。したがって求める積分は

となる。 を用いて部分積分すると

(問3)

とおくと

だから である。これに正の を掛けて整理すれば

を得る。