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熊本大学 2023年度
文理共通数学 数学① 第2問/数学② 第2問

問題

以上の自然数とする.個のさいころを回投げて,出た目の数の積をとる.積がとなる確率をとする.以下の問いに答えよ.(問1) を求めよ.(問2) のとき,を求めよ.(問3) とする.出た目の数の積が回目にはじめてとなる確率を求めよ.

出典:熊本大学 2023年度 前期 文理共通 数学① 第2問/数学② 第2問

方針

解法1

積が になるには, だけが使われる。 以外の目の個数で分類し,積が になる非 の組を数える。はじめて になる確率は,全体から直前までにすでに になって最後に が出た場合を除く。

解法2(母関数で出目を符号化)

出目の の指数を の指数を で記録する。 の係数を求めると、積が となる順序付きの出方を一括して数えられる。初到達は最後の目ごとに直前の積を数える。

解答

解法1

(問1)

回で積が となるのは

通りである。したがって

である。

回で積が となる場合を, 以外の目で分類する。 の並べ方が 通り, の並べ方が 通り, の並べ方が 通りである。よって

である。

(問2)

とする。 以外の目が 個のときは,その位置の選び方が 通りで,各位置への入れ方は 通りである。

以外の目が 個のときは,目は であり,位置の選び方が 通り,並べ方が 通りである。したがって積が となる出方は

通りである。よって

である。

(問3)

長さ の出方で積が となるもののうち, 回目までにすでに積が で, 回目に が出たものを除けばよい。(問2)の数え上げを とおくと,求める出方の数は

である。したがって求める確率は

である。

解法2(母関数で出目を符号化)

(問1)(問2)

出目 をそれぞれ に対応させる。出目 は積が となる場合には現れない。したがって積が となる出方の数は

である。 を作る選び方は

の3種類なので、その係数は

よって

特に

である。

(問3)

回目に初めて積が となるとき、最後の目は のいずれかである。最初の 回の積が順に となる出方の数は

である。したがって求める出方の数は

ゆえに求める確率は

である。