問題
以下の問いに答えよ。ただし,自然対数の底 が を満たすことを用いてよい。
(問1) 関数 の極値を求めよ。
(問2) を 以上の自然数とする。次の条件
を満たす自然数の組 の個数 を求めよ。ただし,自然数の組 が存在しないとき, とする。
(問3) (問2) で求めた に対して, を求めよ。
出典:熊本大学 2026年度 前期 文理共通 第4問
方針
解法1(グラフによる整数対の分類)
まず の増減を微分で調べる。条件 は対数を取り正の数で割ることで に変形する。 は で減少するので, はすべて数え, の場合だけ を除外する。最後は得られた を代入し, の和の極限を区分求積で評価する。
解法2(問3:4乗和の公式)
(問2)の式を代入した後,区分求積ではなく4乗和の公式を使い,最高次項だけを読んで極限を求める。
解答
解法1(グラフによる整数対の分類)
(問1)
とおくと
である。したがって で , で である。よって で極大となり,その極大値は
である。極小値はない。
図を準備中です。
(問2)
とおく。(問1)より, は で減少する。
条件
の各辺の自然対数をとり,正の数 で割ると
すなわち
である。 では となるから不適である。
であるから, なら が成り立つ。したがって,この場合の個数は
である。
次に の場合を考える。 は から成り立ち, であるから, は不適である。一方, なら である。実際, は から従う。よって で可能なのは のときであり,その個数は 個である。ただし のときは 個である。
以上より, では条件を満たす組はなく, である。 では
である。
(問3)
では (問2) より
である。したがって
である。区分求積法より
であり, から までを除いても極限は変わらない。よって求める極限は
である。
解法2(問3:4乗和の公式)
(問3)
では である。したがって,4乗和の公式を用いると