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熊本大学 2026年度
文理共通数学 第2問・第4問

問題

以上の整数として,毎回 の確率で当たりの出るくじを 回引く。このとき, 回も当たりを引かない確率を とする。以下の問いに答えよ。ただし,

であることを用いてよい。

(問1) を用いて表せ。

(問2) となる最小の を求めよ。

(問3) を求めよ。ただし,(自然対数の底)を用いてよい。

出典:熊本大学 2026年度 前期 文理共通 第2問/文理共通 第4問

方針

解法1(常用対数と定義極限)

当たりを引かない確率を1回ごとの確率の積で表す。 では常用対数を取り, に直して与えられた の範囲評価で を判定する。極限は を自然対数の底の定義に帰着させる。

解法2(問3:対数のはさみうち)

の自然対数を取り, に対する標準不等式 を使って極限をはさむ。

解答

解法1(常用対数と定義極限)

(問1)

1回のくじで当たりを引かない確率は である。各回は同じ確率で行われるから

である。

(問2)

であるから,

と同値である。常用対数をとると

である。ここで

であるから,条件より

である。したがって

より は条件を満たす。一方,

より は条件を満たさない。よって求める最小の

である。

(問3)

である。 とおくと

である。 のとき かつ であるから

である。したがって

である。

解法2(問3:対数のはさみうち)

(問3)

に対して

が成り立つ。これは両辺との差を微分すれば確認できる。 として 倍すると

左右はともに に収束するから

指数関数の連続性より

である。