問題
正の整数 に対して,数列 を
で定める。 とするとき,以下の問いに答えよ。
(問1) と をそれぞれ求めよ。
(問2) と をそれぞれ を用いて表せ。
(問3) を を用いて表せ。
出典:熊本大学 2026年度 前期 文理共通 第1問
方針
解法1(奇数項・偶数項を対にする)
奇数番目と偶数番目を とおいて明示し,1組ごとの和 を求める。 は組ごとの和の総和, はそこから を引く。最後は を の多項式にして和の公式を使う。
解法2(問3:二重和の順序交換)
の中で各 が何回現れるかを数え,和の順序を交換する。奇数番目と偶数番目を分ければ,一度の多項式和で処理できる。
解答
解法1(奇数項・偶数項を対にする)
(問1)
である。したがって
である。
(問2)
を正の整数とすると
である。したがって
であるから
である。また
である。
(問3)
(問2)より
である。したがって
解法2(問3:二重和の順序交換)
(問3)
は の 個に現れるから
ここで
を代入すると
の公式で整理して
を得る。