問題
とし, とする。 とし,座標平面上の点 を中心とする 軸に接する円を とする。 以上の自然数 に対し,円 を円 を用いて次のように定める。
円 は曲線 上に中心を持ち,円 と 軸に同時に接する。
ただし,円 の中心の 座標 は,円 の中心の 座標 より大きいとする。以下の問いに答えよ。
(問1) を示せ。
(問2) が成り立つことを示せ。
(問3) とおく。 を を用いて表せ。
(問4) を と を用いて表せ。
出典:熊本大学 2026年度 前期 文理共通 第2問
方針
円 の中心を ,半径を と表す。2円が外接する条件を中心間距離と半径の和で書き,平方して漸化関係を得る。さらに から符号を選び,逆数 に直して等差数列として解く。
解答
図を準備中です。
図は一例として としたものである。中心は放物線上に並び,各円は 軸と隣の円に接する。
(問1)
円 の中心は であり,半径は である。円 と円 はともに 軸に接し,互いに外接するから,中心間距離は半径の和に等しい。したがって
である。両辺を整理すると
を得る。
(問2)
とする。(問1)より
である。 を満たす解は
から得られる
である。実際,もう一方の解 は のもとで となり条件に合わない。
ここで なら であるから, であり,また
より である。 は を満たすので,帰納的にすべての自然数 について が成り立つ。
(問3)
上で得た関係を から にずらすと
である。両辺を で割ると
であるから, とおけば
である。
(問4)
(問3)より は公差 の等差数列であり, である。したがって
である。よって
である。
最後に得られた式から
も成り立ち,選んだ符号と一般項が元の接触条件に戻ることを確認できる。