過去問データベース 過去問を探す

熊本大学 2024年度
文理共通数学 第3問(文系学部)

問題

を実数とし,座標平面上の円放物線とする。以下の問いに答えよ。(問1) の共有点の個数が個のとき,のとりうる値の範囲を求めよ。(問2) の共有点の個数が個であるようなの最小値を求め,そのときの共有点の座標を求めよ。ただし,座標は座標より小さいとする。(問3) が(問2)で求めた値であるとき,直線の下側で,によって囲まれた部分の面積を求めよ。

出典:熊本大学 2024年度 前期 文理共通 第3問

方針

解法1(標準解法)

交点はで整理する。円に放物線を代入しての二次方程式を作り、正の異なる根の個数で共有点数を判定する。(問2)の最小値では交点を求め、(問3)は下側の円弧と放物線の差を積分する。

解法2($y$で消去し円弧を扇形で計算)

交点条件をとしてだけの二次方程式へ落とし、各に対応するの個数を数える。面積は直線と放物線の間から、直線と円の下側の弧の間の円弧部分を引く。

解答

解法1(標準解法)

(問1)

とおく。交点では

である。整理すると

である。とおくと、二つの根は

である。共有点が個であるためには、の二つの根が異なる正の数であればよい。これは

と同値である。したがって

である。

(問2)

共有点が個となるの最小値は、(問1)の左端である

である。このとき

であり、円との交点は

を満たす。とおくとであるからである。よって

である。

(問3)

のとき、直線である。その下側で囲まれる部分は、において下側の円弧

と放物線

で囲まれる部分である。したがって面積は

である。偶関数性を用いて

である。

解法2($y$で消去し円弧を扇形で計算)

(問1)

放物線からである。これを円へ代入すると

したがって

についてなら左右2点が生じる。とおくと、低い方のに対する

2つのが異なり、どちらもとなる条件は

よって

(問2)

実数のが初めて生じるのはで、このとき二次方程式はである。より

したがって求める最小値はである。

図を準備中です。

(問3)

直線である。直線と放物線の間の面積は

一方、円の半径はで、弦が作る下側の小弓形の中心角はである。その面積は

求める領域は前者から小弓形を引いたものなので