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熊本大学 2024年度
文理共通数学 第1問(理工系)

問題

を自然対数の底とする。以下の問いに答えよ。(問1) 曲線上の点における接線の方程式を求めよ。(問2) (問1)で求めた接線の傾きを切片をとする。の式で表せ。(問3) (問2)で求めたの式をとする。曲線上の点における接線および点における接線の方程式を求めよ。(問4) (問3)で求めた本の接線および曲線によって囲まれた部分の面積を求めよ。

出典:熊本大学 2024年度 前期 文理共通 第1問

方針

解法1(標準解法)

の接線から傾きと切片を得て、に直す。の接線を求め、二本の接線と曲線の位置を確認して積分する。

解法2(接線の包絡と原始関数で整理)

接線の係数を直接で表し、から接線が曲線の上側にあることを確認する。面積は2本の接線のうち低い方ととの差として区間を分け、共通の原始関数で端点計算する。

解答

解法1(標準解法)

(問1)

における傾きはである。したがって接線は

すなわち

である。

(問2)

であるからであり、である。切片は

である。

(問3)

であるから

である。より

である。またより

である。

(問4)

二直線の交点はである。は上に凸であり、接線は曲線の上側にあるから、求める面積は

である。を用いて計算すると

である。

解法2(接線の包絡と原始関数で整理)

(問1)

接点をとすると、微分係数はである。点傾きの式から

(問2)

よりである。したがって

よってである。

(問3)

なので、における接線はそれぞれ

(問4)

であるから、各接線は曲線の上側にある。またで交わる。囲まれた領域の上端は、ではではである。

ここで

を用いると、面積

よりこの値は正であり、領域の取り方とも整合する。