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熊本大学 2024年度
文理共通数学 第1問(文系学部)

問題

数列かつを満たすとする。以下の問いに答えよ。(問1) の式で表せ。(問2) の式で表せ。(問3) を満たすの最小値を求めよ。

出典:熊本大学 2024年度 前期 文理共通 第1問

方針

解法1(標準解法)

からを出す。差の正接は加法定理で計算する。最後は得られた有理式の不等式を二次不等式として解き、自然数の最小値を読む。

解法2(単調性で最小値を判定)

を直角三角形の鋭角とみてを直接表す。差角の正接を求めた後、得られる数列が単調増加であることを示し、だけを比較して最小値を確定する。

解答

解法1(標準解法)

(問1)

であり、だから

である。

(問2)

正接の加法定理より

である。

(問3)

(問1)、(問2)より

である。したがって

と同値である。この二次式の正の大きい方の解はで、これはの間にある。よって条件を満たすの最小値は

である。

解法2(単調性で最小値を判定)

(問1)

かつなので、直角三角形の辺をとみれば

(問2)

差角公式から

(問3)

左辺をとすると

直接差をとれば

であり、は自然数について単調増加する。一方

したがって条件を満たす最小の自然数は

である。