過去問データベース 過去問を探す

九州大学 2003年度
理系数学 第5問(c)

問題

を2以上の自然数とする.数列で与えられている.

(1) 不等式が成り立つことを示せ.

(2) 一般に数列に対して,とおく.数列に対して,

が成り立つことを示せ.また,となるの整式を求めよ.

(3) 不等式が成り立つことを示せ.

出典:九州大学 2003年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第5問(c)

方針

(1) は のグラフと長方形の面積を比較して調和和を上下から評価する。(2) は積の階差 を展開して和を取る。後半はこの公式に を入れ、 を使って を求める。(3) は (2) の式で左辺を に直し、(1) の評価を使う。

解答

(1)

関数 で減少する。したがって各 について であり、これを足すと を得る。

また について である。よって である。したがって である。

(2)

である。右辺を変形すると

したがって である。これを から まで足すと

を得る。

次に とする。このとき である。公式より

これを直接使って整理してもよいが、求めたい和は次のように順序を入れ替えると速い。

ここで だから

したがって である。

(3)

(2) より である。したがって示すべき不等式は である。

(1) より だから である。右側はすでに示されている。左側については なので である。よって であり、

が成り立つ。