問題
である定数に対し,複素数平面上で (は実数全体を動く) が表す直線をとする.ただし,は虚数単位である.
(1) 複素数が上を動くとき,が表す点の軌跡を図示せよ.
(2) 直線を,原点を中心に角だけ回転移動した直線をとする.と(1)で求めた軌跡との交点の個数をの値で場合分けして求めよ.
出典:九州大学 2003年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問(b)
方針
とおいて の実部・虚部を計算し、 を消去して放物線を得る。回転後の直線は、元の直線に戻したときの虚部が であることから方程式を立てる。放物線と直線を連立し、 の値で二次方程式の判別式と一次式に退化する場合を分ける。
解答
(1)
とおくと である。 とおけば である。したがって を消去して を得る。
よって軌跡は、頂点 、軸が 軸で、 軸の正の向きに開く放物線である。
(2)
点 が回転後の直線 上にあることは、これを角 だけ戻した点が直線 上にあることと同値である。したがって であり、 が の方程式である。
(1) の放物線 を代入すると である。 のとき、これは の二次方程式であり、その判別式は正の定数倍を除いて である。したがって、 なら2点、 なら1点、 なら0点である。
ただし のときは二次方程式ではなく となり、 なので放物線と1点で交わる。
以上より交点の個数は
である。特に のときは第1の場合に含まれ、2点で交わる。