問題
空間内に四面体がありはすべてであるとする.辺の長さを,それぞれとし,三角形の重心をとする.
(1) がすべてであるための条件をの関係式で表せ.
(2) 線分をに内分する点をとする.点は直線上の以外の点を動き,点は三角形の重心が点になるように動く.このとき,線分の長さの最小値を求めよ.
出典:九州大学 2003年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問(a)
方針
三直角の頂点 を原点に置き、 を3本の座標軸上に取る。(1) は重心 を求め、 などを内積0の条件に直す。(2) は点 を直線 上の媒介変数 で表し、重心条件から の座標を出す。最後に を の二次式として最小化する。
解答
(1)
とおくことができる。三角形 の重心は である。 であることは と同値である。ここで
なので である。よって を得る。
同様に である。3式を比べると であり、長さは正なので である。逆に なら上の3式はすべて成り立つので、これは必要十分条件である。
(2)
線分 を に内分する点は である。点 は直線 上にあるので、実数 を用いて
と表せる。 なので であるが、後で得る最小点は を満たす。
三角形 の重心が であるから である。したがって より
である。
よって
である。これは の二次式であり、最小にする は である。この値を代入すると となる。したがって である。
なお、(1) の条件 が成り立つ場合には となる。