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九州大学 2003年度
理系数学 第5問(b)

問題

である定数とする.座標平面上で,を満たす点から放物線に引いた二つの接線の接点をとし,接線の傾きをそれぞれとおく.点を満たしている.点の全体が作る図形をとする.

(1) のとき,で表せ.

(2) を数式で表せ.

(3) のときを図示せよ.

出典:九州大学 2003年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第5問(b)

方針

放物線 の接線を傾き と表す。点 を通る接線の傾きは の2根なので、根と係数の関係で に直す。角度条件は として、 の直角の場合を除き、軌跡の式を得る。

解答

(1)

2直線の傾きが であるとき、2直線のなす角 について である。特に で、 の向きで書けば である。一般には絶対値をつけて扱う。

(2)

放物線 に傾き の接線を引く。接点の 座標は であり、接点は である。したがって接線は すなわち である。

この接線が を通るためには すなわち であればよい。この2根が であるから であり、また である。 なので、、すなわち の場合は2直線が直交してしまい除かれる。したがって である。これを2乗して を得る。逆にこの式を満たし、 であれば、2本の接線のなす角は である。

よって である。なお、この式の右辺が正であるため、 なら も満たされる。

(3)

のとき だから である。整理すると すなわち である。

これは中心が 、上下に開く双曲線である。条件 はこの曲線上では と同じで、実際に曲線は を通らない。したがって上側の枝 と下側の枝 の両方を描く。