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九州大学 2003年度
理系数学 第5問(a)

問題

座標平面上に点があり,の範囲を動く.また,点の座標は連立1次方程式の解になっている.ただし,である.

(1) 点が原点にあるときの点の位置を点とする.のとき,の最大値を求め,その最大値を与える点の全体を図示せよ.

(2) の最小値と,その最小値を与える点の座標を求めよ.

出典:九州大学 2003年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第5問(a)

方針

まず連立方程式を解いて で表す。(1) は からの変位 を使い、 を二次式の比として最大化する。(2) は の二次式として、正方形領域 上で最小化する。内部で0にできないことを確認し、境界を調べて最短点を決める。

解答

(1)

なので

である。したがって

である。よって である。 、すなわち のとき である。したがって であり、 のとき

ここで だから である。等号は のときに成り立つ。よって であり、最大値は である。

この最大値を与える点 である。すなわち、正方形 内の直線 上の点から原点を除いたものである。

(2)

である。もし となるなら であり、これを解くと となる。しかしこれは領域 の外にある。

したがって正方形の境界を調べる。式を展開すると である。

境界 では で、 では のとき最小となり、値は である。他の境界を同様に調べると、これより小さい値は出ない。実際、点 では であり、 である。

よって であり、そのときの点 である。