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九州大学 2002年度
理系数学 第5問(a)

問題

平面上の点座標と座標が,変数の関数を用いて,

と表されている.の範囲で変化したとき,点が描く曲線をとする.点で表し,とおく.次の問いに答えよ.

(1) 方程式で与えられる楕円が点を通るとする.このとき,点がこの楕円の内部に含まれる(ただし楕円の上にない)ための必要十分条件をのみを用いて表せ.

(2) 点における曲線の接線をとする.の方程式を求めよ.

(3) 次の条件(i)(ii)(iii)をみたす楕円を考える.

(i) の軸の1つは軸上にある.

(ii) は点を通る.

(iii) 点におけるの接線はである.

このとき,点は楕円の内部に含まれるかどうか判定せよ.

出典:九州大学 2002年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第5問(a)

方針

まず の座標を具体的に出す。(1)は楕円が を通る条件と が内部にある条件を引き比べ、 を消して だけの不等式にする。(2)は媒介変数表示を微分して の接線の傾きを求める。(3)は軸が 軸上にある楕円を中心 とおいて、 通過条件と接線条件から を決め、(1)の判定に戻す。

解答

まず3点の座標を求めておく。 であるから

である。

(1)

楕円 を通るので である。

が楕円の内部にある条件は である。上の の式と比べると、これは と同値である。よって となり を得る。したがって必要十分条件は である。

(2)

とおくと である。また だから、 では である。

微分すると

である。 に代入して となる。よって接線の傾きは である。

接点は なので、接線 である。

(3)

楕円 の軸の1つが 軸上にあるので、中心を として とおける。 を通るから である。

さらに を通るので となる。したがって であり、楕円であるためには が必要である。

この楕円を暗に微分すると である。 における接線の傾きは である。

条件(iii)より、これは(2)で求めた傾き に等しい。よって であり となる。したがって である。

ここで だから すなわち である。(1)の判定で と見れば、点 は楕円 の内部に含まれる。

したがって である。