問題
空間内の平面は点を通り軸と交わるものとする。と軸の交点をとする。原点から平面に下した垂線の長さはとする。ただし,点の座標,座標,座標はいずれも整数とする。以下の問いに答えよ。(問1) 点の座標を求めよ。(問2) 点の座標を求めよ。(問3) の面積を求めよ。(問4) 四面体の体積を求めよ。
出典:熊本大学 2025年度 前期 文理共通 第3問
方針
標準解法(垂線の足を平面の法線にする)
垂線の足 への位置ベクトル は平面 の法線であり,平面上の点 は を満たす。 と整数条件から を決め,平面方程式,外積による底面積,高さ へつなぐ。
別解(問1:二本の直交条件を直接使う)
とし,,, を直接連立する。平面方程式を先に作らない検算用の解法である。
解答
標準解法(垂線の足を平面の法線にする)
(問1)
とする。より
である。または平面に垂直であるから、平面は
と表せる。点がこの平面上にあるので
である。これよりであり、長さの条件に代入すると
すなわち
となる。整数条件よりであり、したがって
である。
(問2)
平面の方程式は
である。軸上ではであるから、交点は
である。
(問3)
である。の面積をとすると、とで作る平行四辺形の面積は
であるから
である。
(問4)
原点から平面までの距離はである。したがって四面体の体積は
である。
別解(問1:二本の直交条件を直接使う)
(問1)
とおく。 から
また かつ より
さらに と は直交するので
(1)を用いると
(2),(3)から ,。これを (1) に代入すると
座標は整数だから ,したがって
以後は標準解法と同じく,平面 から ,底面積 ,体積 を得る。