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九州大学 2001年度
理系数学 第5問(b)

問題

(1) を自然対数の底とし,

とおく.においてはが成り立つことを示せ.またを示せ.必要であればを使ってよい.

(2) 関数を考える.区間個の小区間に等分して,各小区間を底辺,小区間の左端の点における関数の値を高さとする長方形の面積の和をとする.のとき,

が有限の値に収束するような最大の自然数とそのときの極限値を求めよ.

出典:九州大学 2001年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第5問(b)

方針

(1)は と2次式との差を、導関数の符号で評価する。下からの正値性は から、上からの 評価は を作り、 を使って示す。(2)では左端長方形和 を等比数列で表し、 に相当する評価を(1)から導く。誤差は 程度なので、最大の は1になる。

解答

(1)

とおく。 であり、 である。 では なので であり、さらに である。よって である。

次に とおく。すると であり、 である。 では としてよいから である。したがって が順に従う。よって である。以上より が示された。 とすると である。はさみうちの原理より である。

(2)

左端を高さにする長方形和は である。これは等比数列の和なので である。一方 である。

(1)より、 とおくと で、 である。すなわち である。したがって であり、 となる。ここで だから

である。両辺に を掛けると である。

よって

である。極限値は正の有限値なので、 では有限値に収束する。一方、 では上の差にさらに を掛けることになり無限大へ発散する。したがって最大の自然数は で、そのときの極限値は である。