問題
複素数平面上の点を考える.
(1) 実数,と複素数がをみたすとき
をみたす点はのとき,どのような図形を描くか.ただし,はに共役な複素数を表す.
(2) 0でない複素数に対して
をみたす点はどのような図形を描くか.
出典:九州大学 2001年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第4問(a)
方針
(1)は を用いて平方完成し、複素数の絶対値の形 に直す。(2)では左辺が右辺の共役になっていることを見抜き、 が実数である条件に変える。、 とおけば虚部が となるため、 なら直線、 なら原点と を通る円になる。
解答
(1)
とする。与式 の両辺に を掛けると である。左辺のはじめの3項は に等しいので を得る。
仮定より右辺は正である。さらに だから、点 は を満たす。したがって図形は の円である。
(2)
の共役は である。したがって与式 は、 がその共役に等しい、すなわち実数であることと同値である。 、 とおく。すると であるから、 の虚部は である。よって条件は である。
もし なら、 より なので となる。したがって図形は実軸である。
もし なら である。これは円の方程式であり、 と を通る。したがって図形は原点と を通る円である。