問題
を実数として,2次方程式の2つの解を, とする.を虚数単位として次の問に答えよ.
(1) の値をを用いて表せ.
(2) 複素数平面において,複素数,,を表す点をそれぞれ,,とする.が直角になるようなの値を求めよ.
出典:九州大学 1999年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第5問(b)
方針
判別式 によって,二つの解が実数の場合と共役な虚数の場合に分ける。 は重解で に反するので除外する。(1) は実数解なら解と係数の関係で を出し,虚数解なら として距離の和を計算する。(2) は を三平方の定理 に直し,(1) の結果と を比較する。
解答
(1)
二次方程式 の判別式は である。 であるから は除かれる。
解と係数の関係より である。
まず または のとき, は相異なる実数である。このとき なので
次に のとき, は共役な虚数である。, とおくと したがって
よって
である。
(2)
複素数平面上の点を とする。 であることは,三平方の定理より と同値である。
実数解の場合,すなわち または のときは
よって となり, より これは を満たすので適する。
虚数解の場合,すなわち のときは, とおくと また , だから したがって よって すなわち である。これを解くと より どちらも を満たす。
以上より である。