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九州大学 1999年度
理系数学 第4問(a)

問題

関数について,次の問に答えよ.

(1) をみたす正の実数を求めよ.

(2) を(1)で求めた実数とする.ならば,となることを示せ.

(3) を(1)で求めた実数とする.として,

で決まる数列を考える.すべてのに対してがなりたつならば,であることを示せ.

出典:九州大学 1999年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問(a)

方針

(1) は固定点方程式 を解く。(2) は と因数分解し, の値から の下限を押さえる。(3) は (2) を反復して, なら が等比的に増大することを示す。一方で仮定より は閉区間 に入って有界なので矛盾する。

解答

(1)

より である。すなわち 解の公式より 正の実数解は である。

(2)

(1) の を満たす。したがって

よって である。ここで かつ だから したがって である。

(3)

仮に とする。仮定よりすべての について であるから,(2) を に適用できる。,また なので これを繰り返すと ここで であり, であるから,右辺は が大きくなるといくらでも大きくなる。

一方,仮定よりすべての である。したがって は有界であり,上の不等式と矛盾する。よって仮定が誤りで, である。