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九州大学 1999年度
理系数学 第3問

問題

(1) 実数に対し,

をみたす平面内の曲線の方程式を求めよ.

(2) (1)で求めた曲線と直線との共有点が1個であるような実数の範囲を求めよ.

出典:九州大学 1999年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問

方針

(1) は積分の中身を展開し, から までの の積分値を使って曲線の方程式に直す。(2) は で曲線の形が変わる。 では として, の枝がどの高さにも一回交わることを先に確認し, の枝が交点を増やすかどうかを極小値で判定する。

解答

(1)

与えられた積分を とおく。積分の中の式を展開するために とおくと,被積分関数は である。展開すると

ここで

であるから これが に等しいので,求める曲線は である。

(2)

まず のとき,曲線は すなわち である。直線 との共有点を考えると, では直線 とだけ交わり, では だけを共有する。 では 上の点に加えて放物線 と二点で交わる。したがって では共有点が一個である条件は である。

次に とする。このとき であり,曲線は と書ける。右辺を とおくと では なので である。また

である。したがって左側の枝は任意の水平線 とちょうど一回交わる。 では となり,その前後で減少から増加に変わる。したがって右側の枝は で極小値をとる。その値は よって右側の枝との交点数は, なら 個,等号なら接して 個,それより大きければ 個である。

左側の枝で常に一個共有点があるので,全体の共有点が一個になるのは右側の枝と交わらないときである。したがって では である。

以上より

となる。