問題
ををみたす実数とし,座標空間内の4点,,,を考える。直線,,と平面の交点をそれぞれとして,三角形の面積をとする。を最小にすると,そのときのの値を求めよ。
出典:東京大学 2016年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問
方針
直線をと表し,となるを求める。は同じ座標で,は軸上にあるため,三角形の底辺と高さがすぐ読める。面積は正の有理式になり,で微分して増減を調べる。端点付近で面積が大きくなることも確認して,が最小であると結論する。
解答
直線上の点を と表す。
まずについて考える。直線上の点は である。これが平面上にあるにはであればよいので である。よりだから である。したがって である。
同様にについては である。
次にについては,直線上の点が であるから,の条件は である。より であり, である。 は軸方向の線分で,その長さは である。またはいずれも軸上にあり,では なので である。よって
である。 なので,符号を見やすくするために を計算する。整理すると である。では分母とは正なので,の符号はの符号と同じである。
したがってはで減少し,で増加する。よって最小となるのは のときであり,その値は である。
別解。 の配置を見ると,三角形の面積は射影による拡大率の積としても読める。への延長倍率が,方向では,方向ではとなるため,結局同じ有理式の最小化に帰着する。