問題
座標空間において,平面内で不等式,により定まる正方形の4つの頂点を,,,とする。正方形を,直線を軸として回転させてできる立体を,直線を軸として回転させてできる立体をとする。
(1) を満たす実数に対し,平面によるの切り口の面積を求めよ。
(2) との共通部分の体積を求めよ。
方針
軸 、 に合わせて と座標を回転する。すると正方形は となり、 は 軸、 は 軸になる。したがって は 軸まわりの回転体として と表せる。(1) は平面 、すなわち 上で による断面を積分する。(2) は の条件も加え、対称性で 、さらに の部分を求めて8倍する。
解答
(1)
とおく。これは 平面内で座標軸を 回転する変換である。正方形 は と表される。
直線 は 軸である。したがって を のまわりに回転してできる立体 は、各 に対して半径 の円板をもつので で表される。
平面 は すなわち である。よってこの平面上では であり、断面は を満たす点からなる。
まず では である。したがって である。
次に では である。したがって である。
平面 上で が だけ変化すると、実際の長さは である。よって面積要素は である。したがって断面積は
である。
第1項では とおくと
である。第2項では とおくと
である。よって断面積は
である。
(2)
同様に、 は 軸まわりの回転体であるから で表される。
対称性により、 の部分を求めて4倍すればよい。さらにこの第1象限内では、直線 に関して対称であるから、 の部分を求めて、最終的に8倍すればよい。
第1象限では である。 の部分では となるので、 の範囲は である。
ここで とおくと、考える領域は となる。この部分の体積を とすると である。 とおく。これは 平面で扇形状の薄い部分に分けて積分することであり、面積要素は である。領域 は
で表される。したがって
である。よって
となる。
ここで とおくと、この積分は
である。したがって である。
求める共通部分全体の体積は なので である。