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東京大学 2013年度
理系数学 第1問

問題

実数に対し平面上の点

によって定める。このとき,次の条件(i),(ii)がともに成り立つようなをすべて求めよ。

(i)

(ii) は相異なる。

出典:東京大学 2013年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第1問

方針

を複素数 と見れば、与えられた漸化式は という複素数の掛け算になる。よって であり、 は6乗して1になる条件、途中の点が相異なることは1乗から5乗では1に戻らない条件である。つまり が原始的な6乗根であることを求めればよい。

解答

とおく。与えられた漸化式は と書ける。初期値は なので、帰納的に である。

条件 (i) の と同じであり、 だから である。

また条件 (ii) は、 が相異なることである。特に となる があってはならない。これは という条件である。 を極形式で と書く。 より であり、 だから である。また を満たす整数 が存在する。したがって である。

このうち、1乗から5乗では1に戻らないものは、6乗して初めて1になるもの、すなわち と互いに素な場合である。 の中では である。よって または である。したがって求める

である。