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東京大学 1994年度
理系数学 第4問

問題

とする。において連続な関数に対して

とおく。以下,関数を順次

により定める。また,

とし,に対し

とおく。このとき,を満たす任意のに対し

が成り立ち,さらにとなるようなを定めよ。

出典:東京大学 1994年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問

方針

まず上端を固定して,だけの漸化式を作る。定義よりとなるので,からを得る。これを条件式に代入し,へ変形する。さらにを使い,を解く。割り算での符号を仮定しなくてすむよう,が一定であることを直接微分して示す。最後にから定数を決め,代入確認も行う。

解答

を固定する。定義から

である。内側の積分はによらない定数なので となる。

したがって であり,より である。

問題の条件にとしてこの極限を代入すると, である。よって を得る。

ここでだからである。したがって である。 とおく。上の式を用いて微分すると

である。よっては定数であり,ある定数を用いて と書ける。すなわち である。

したがって である。よりだから である。

最後に確認する。このに対して であるから, である。すると

となり,確かに条件を満たす。