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東京大学 1982年度
理系数学 第2問

問題

正4面体と半径1の球面とがあって,の6つの辺がすべてに接しているという.の1辺の長さを求めよ.つぎに,の外側にあっての内側にある部分の体積を求めよ.

出典:東京大学 1982年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第2問

方針

正四面体を立方体の互いに隣り合わない4頂点で表すと、各辺は立方体に内接する球に接する。この模型から、半径1の球に接する正四面体の一辺が と分かる。体積は、球のうち正四面体の外側に出る部分を4つの合同な球帽に分け、中心から各面までの距離を用いて球帽の高さを求める。

解答

半径1の球を、中心を同じくする一辺2の立方体に内接させる。この立方体の互いに隣り合わない4頂点を選ぶと、正四面体ができる。例えば の4点である。

この正四面体の一辺は、立方体の一つの面の対角線に等しいので である。また、各辺は立方体の中心を中心とする半径1の球に接している。実際、例えば を結ぶ辺は 上にあり、原点からこの直線までの最短距離は1である。他の辺も対称性により同じである。

したがって、与えられた正四面体 の一辺の長さは である。

次に体積を求める。正四面体の一辺を とする。正四面体の頂点から反対側の面までの高さは である。中心はこの高さを頂点側から に分けるので、中心から各面までの距離は 球の半径は1であるから、球のうち正四面体の外側にある部分は、各面の外側に出る4つの合同な球帽である。各球帽の高さは 半径1の球の高さ の球帽の体積は である。したがって求める体積は である。ここに を代入すると

となる。整理して である。

別解の視点

正四面体を座標で直接置いてもよい。上の4頂点を用いると、辺の長さ、球との接し方、中心から面までの距離がすべて対称性で確認できるため、余計な空間把握を減らせる。