東北大学 2020年度
後期・理系数学 後期 第3問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 理系
- 分野
- 数列、積分
- 解法
- 和の計算、計算整理、微分による最大最小
- 難易度
- 4 / 10 計算量 4 / 10 目安 —
問題
c=620−526として,数列a1,a2,a3,⋯を
ak=∫ck(12x−40)dx
で定め,n=1,2,3,⋯に対し,
Sn=k=1∑nak
とおく。
(1) Snをnを用いて表せ。
(2) Snの最小値を求めよ。
出典:東北大学 2020年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第3問
方針
まずcが満たす二次方程式から6c2−40cの値を確定する。akは原始関数を使って明示式にし、Snは和の公式でnの三次式にする。最小値は差分Sn+1−Sn=an+1の符号で判定する。
解答
与えられた c=620−526 は方程式 6c2−40c=21 を満たす。実際、6x2−40x−21=0の解は x=620±526 である。
(1)
ak=∫ck(12x−40)dx であり、原始関数は6x2−40xである。したがって ak=(6k2−40k)−(6c2−40c)=6k2−40k−21 となる。
(2)
Sn=∑k=1nak=∑k=1n(6k2−40k−21) である。和の公式を用いると
Sn=6⋅6n(n+1)(2n+1)−40⋅2n(n+1)−21n=n(n+1)(2n+1)−20n(n+1)−21n=n(2n2−17n−40).
よって Sn=n(2n2−17n−40) である。
(3)
Snの増減は差分 Sn+1−Sn=an+1 の符号で分かる。ここで an+1=6(n+1)2−40(n+1)−21 である。実際に符号が変わる付近を調べると a7=6⋅49−40⋅7−21=−7<0, a8=6⋅64−40⋅8−21=43>0 である。二次式ak=6k2−40k−21は上に凸であり、正の側ではこの間で負から正へ変わる。したがってSnはn=7まで減少し、その後増加する。
よって最小値は S7=7(2⋅49−17⋅7−40)=7(98−119−40)=−427 である。したがって 最小値 −427(n=7) となる。