東北大学 2018年度
理系数学 前期 第6問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 理系
- 分野
- 積分、図形と方程式
- 解法
- 座標設定、体積計算、置換積分
- 難易度
- 8 / 10 計算量 8 / 10 目安 —
問題
xy平面内の図形
を考える。図形Sを直線y=−xのまわりに1回転して得られる立体の体積をVとする。
(1) Sをxy平面に図示せよ。
(2) Vを求めよ。
出典:東北大学 2018年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第6問
方針
回転軸 y=−x に合わせて、軸からの距離を表す u=(x+y)/2、軸方向を表す v=(x−y)/2 を導入する。条件 x+y≧0 は u≧0、x−y≦2 は v≦2 になる。放物線側の条件を u,v で解くと、各 v に対する u の上限が得られる。回転後の断面は半径 umax(v) の円なので、円板法で πumax2 を積分する。
解答
(1)
条件を x について見ると x≦2−y2,x≧−y,x≦y+2 である。直線 x=−y と直線 x=y+2 の交点は (−1,1) であり、直線 x=−y と放物線 x=2−y2 の交点は y2−y−2=0 より (−2,2),(1,−1) である。さらに直線 x=y+2 と放物線 x=2−y2 の交点は y+2=2−y2 より y=0,−1 であり、関係する点は (2,0),(1,−1) である。
したがって、−1≦y≦0 では −y≦x≦y+2 であり、0≦y≦2 では −y≦x≦2−y2 である。この領域を図示すれば、直線 x=−y、直線 x=y+2、放物線 x=2−y2 で囲まれる部分である。
(2)
回転軸 y=−x に合わせて u=2x+y,v=2x−y とおく。この変換では x=2u+v,y=2u−v である。回転軸は u=0 であり、条件 x+y≧0 は u≧0 である。また x−y≦2 は v≦2 である。
残る条件 x+y2≦2 を u,v で表すと 2u+v+(2u−v)2≦2 である。境界を u について解くと u=v−22+2118−82v が上側の解である。さらに u=0 が領域に含まれる v の範囲は −22≦v≦2 である。したがって領域は
−22≦v≦2,0≦u≦v−22+2118−82v
で表される。
この領域を u=0 のまわりに回転すると、v を固定した断面は半径 U(v)=v−22+2118−82v の円である。よって体積は V=π∫−222U(v)2dv である。展開して積分すると
V=π∫−222(v−22+2118−82v)2dv=15582π
である。