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東北大学 2011年度
理系数学 前期 第4問

問題

平面上に長さ3の線分を考え,ベクトルで表す.を満たす実数に対して,となるように点を定める.大きさ2のベクトルと角 をなすようにとり,点で定める.線分の中点をとし,線分と線分の交点をとする.このとき,どのようにをとってもが垂直にならないようなの値の範囲を求めよ.

出典:東北大学 2011年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第4問

方針

交点 の一次結合で表す。 は線分 上かつ線分 上にあるので、2通りの表示を係数比較すれば の形で出る。直交条件は 。ここで を代入し、 に解をもつ を調べる。最後に、その補集合が「どのように をとっても垂直にならない」範囲である。

解答

とおく。条件より

である。また である。

まず の位置ベクトルを求める。 は線分 上にあるので、ある実数 を用いて と書ける。また、 は線分 上にもあるので、ある実数 を用いて と書ける。係数を比較して である。第2式から であり、これを第1式へ代入すると である。整理して だから、 より となる。したがって

である。

次に であるから、直交条件は である。分母 は正なので、分子だけを調べればよい。

である。

したがって、 が垂直になる が存在する条件は を満たす が存在することである。 のとき、左辺は となり、 によらず0にならない。 のときは である。よって垂直になる が存在する条件は である。これは と同値であり、整理すると すなわち である。因数分解して となる。 なので、これは を意味する。

したがって、ある で垂直になるのは のときである。求めるのは、どのように をとっても垂直にならない の範囲なので である。なお では が必要になるが、問題では なので は含まれず、垂直にはならない。