問題
,を互いに素な自然数,,をを満たす実数とする.4つの等式
が成り立つとするとであることを示せ.
出典:東北大学 2005年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第6問
方針
正弦と余弦がともに等しいことは、角そのものが の整数倍だけ違うことを意味する。したがって 、 と書ける。両式を比べると であり、 が互いに素であることから 、 と表せる。これにより となり、仮定 から を導く。
解答
が成り立つ。正弦と余弦がともに等しい2つの角は、 の整数倍だけ異なる。したがって、ある整数 が存在して である。すなわち である。
同様に から、ある整数 が存在して である。
上の2式から である。よって である。ここで と は互いに素であるから、 は を割り切り、 は を割り切る。したがって、ある整数 を用いて と書ける。
これを に代入すると である。 は自然数なので であり、両辺を で割って を得る。
ところが仮定より である。 が の整数倍で、かつ絶対値が より小さいためには でなければならない。したがって であり、 である。