問題
,をを満たす実数として,楕円を考える.
(1) とする.座標がの上の点をとおく.におけるの法線の方程式と,と軸の交点の座標を求めよ.
(2) 空間内の立体で底面が平面において
で与えられ,軸の正の方向への高さが線分上の各点でとなるものを考える.ただし点と点を結ぶ線分上の点での高さは0とする.の平面による断面積を求めよ.
(3) の体積を求めよ.
出典:東北大学 2005年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第4問
方針
(1)は楕円の接線の傾きを微分で求め、その垂直方向として法線を出す。 軸との交点 は を代入して求める。(2)では、底面の各点を線分 上の点として で表す。 を少し変えた方向と を少し変えた方向が作る小さな平行四辺形の面積を計算し、 の範囲で積分すると平面 の断面積が得られる。(3)は断面積を から まで積分する。
解答
(1)
楕円 を微分すると である。したがって である。点 における接線の傾きは である。よって法線の傾きは である。
したがって法線 の方程式は である。
次に と 軸の交点を求める。 を代入すると である。 で、 の場合も極限として同じ式になる。 で整理すると なので である。よって である。
(2)
線分 上の点を と表す。すると であるから、
である。 を だけ、 を だけ変化させると、底面上に小さな平行四辺形ができる。その2辺の方向ベクトルは と である。したがってその面積は である。
高さが である点の集まりは線分 である。よって平面 による断面は、高さが 以上の底面部分、すなわち に対応する。したがって断面積 は
である。
まず で積分すると
である。ここで
であるから、
である。したがって
である。
(3)
体積は断面積を高さ方向に積分して である。したがって
である。よって である。