東北大学 2004年度
理系数学 前期 第2問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 理系
- 分野
- 積分、図形と方程式
- 解法
- 面積計算、計算整理、三角比の利用
- 難易度
- 7 / 10 計算量 7 / 10 目安 28分
問題
平面上の3つの曲線C1,C2,C3を次で定める.
C1:⎩⎨⎧x=215t4y=−3t5+5t3(0≦t≦35)
C2:⎩⎨⎧x=6125cos3(2π(−t+35))y=6125sin3(2π(−t+35))(35≦t≦35+41)
C3:⎩⎨⎧x=0y=6(47−35)125(t−2)(35+41≦t≦2)
(1) C1とx軸で囲まれる図形の面積を求めよ.
(2) 原点Oを出発し,C1,C2,C3を順にたどってOに戻る行程の道のりを求めよ.
出典:東北大学 2004年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第2問
方針
(1) は媒介変数表示の面積公式 ∫ydx を使う。C1 は 0≦t≦5/3 で y≧0 なので、そのまま y(t)x′(t) を積分する。(2) は道のりを C1,C2,C3 に分ける。C1 は x′(t),y′(t) から弧長を計算し、C2 はアステロイド (Acos3ϕ,Asin3ϕ) の4分の1、C3 は鉛直線分の長さとして求める。
解答
(1)
C1 では x=215t4,y=−3t5+5t3 であり、dtdx=30t3 である。0≦t≦5/3 では y=t3(5−3t2)≧0 であるから、C1 と x 軸で囲まれる面積は ∫ydx=∫05/3(−3t5+5t3)30t3dt である。よって
∫05/3(−90t8+150t6)dt=[−10t9+7150t7]05/3=17011250015.
したがって求める面積は 17011250015 である。
(2)
まず C1 の道のりを求める。 dtdx=30t3,dtdy=−15t4+15t2=15t2(1−t2) である。したがって速さは
(30t3)2+(15t2(1−t2))2=15t24t2+(1−t2)2=15t2(1+t2)
である。よって C1 の長さは
∫05/315t2(1+t2)dt=[5t3+3t5]05/3=95015
である。
次に C2 は x=Acos3ϕ,y=Asin3ϕ,A=6125 の形で、ϕ が 0 から −π/2 まで動く4分の1のアステロイドである。この弧長は ∫0π/23Asinϕcosϕdϕ=23A=4125 である。
最後に C3 は x=0 の鉛直線分で、y=−125/6 から 0 まで戻るので長さは 6125 である。したがって全体の道のりは
95015+4125+6125=95015+12625
である。