問題
曲線(は正の定数)上の点における接線が原点を通るとする.点を通り軸に平行な直線,軸,軸および曲線によって囲まれる部分をとし,を軸のまわりに1回転してできる回転体の体積を,を軸のまわりに1回転してできる回転体の体積をとする.
(1) ,をを用いて表せ.
(2) となるようなの値を求めよ.
出典:東北大学 2000年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第1問
方針
まず接線が原点を通る条件を、点 における接線の方程式または傾きで表す。、接線の傾き を使うと 、 が出る。回転体は が 、 の領域であることを確認し、 軸回転は円板法、 軸回転は円筒殻で計算して等式を解く。
解答
(1)
曲線 の導関数は である。点 は曲線上にあるから である。また、 における接線の傾きは である。接線が原点を通るので、その傾きは直線 の傾き に等しい。したがって である。ここへ を代入すると であり、、 より を得る。よって である。
(2)
(1)より、領域 は である。これを 軸のまわりに回転すると、円板法により である。したがって
である。
一方、 軸のまわりに回転すると、半径 、高さ の円筒殻で である。 とおくと
なので である。 より である。 だから となり、求める値は である。