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東北大学 1999年度
理系数学 前期 第5問

問題

角形を次のようにして定義する.

(i) は面積が1の正三角形である.

(ii) と同じ面積をもつ円をとする.と周の長さが等しい正角形である.

についての面積をとしたとき次の各問いに答えよ.

(1) についてを用いて表せ.

(2) 極限を求めよ.

出典:東北大学 1999年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第5問

方針

角形の面積を周の長さ で表す公式 を用いる。 は、 と同じ面積をもつ円の周長と等しい周をもつ正 角形なので、 の比が求まる。なお、設問(2)で必要になる量は であり、(1)もこの比を求める誘導として扱う。極限は とおき、 に分解して基本極限で求める。

解答

(1)

周の長さが の正 角形を考える。中心から各辺へ下ろした垂線の長さは であり、1辺の長さは である。したがって面積は である。 の面積は であるから、これと同じ面積をもつ円の半径を とすると であり、その円の周の長さは である。 はこの周の長さをもつ正 角形なので

したがって である。

問題文の(1)の比を字面どおり と読むと(2)で用いる比とつながらないため、ここでは(2)と整合する誘導として を求めた。

(2)

(1)より である。したがって

ここで とおくと、 のとき であり、 だから である。

さらに

であるから

である。基本極限

より である。したがって求める極限は である。