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東北大学 1997年度
後期・理系数学 後期 第4問

問題

(1) すべての自然数に対して,不等式が成り立つことを,数学的帰納法を用いて証明せよ.

(2)

とおく.このとき,

が成り立つことを示せ.

(3) 極限値を求めよ.

出典:東北大学 1997年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第4問

方針

(1)はを確認してから、で帰納法のステップを示す。をつなぐ。(2)は各項をの階差形に直して和を取る。(3)は(2)の等式、等比数列の和、そして(1)から従うを使う。

解答

(1)

では で成り立つ。またでは で成り立つ。 として、が成り立つと仮定する。このとき である。一方、 であり、では正である。したがって なので が成り立つ。よって数学的帰納法により、すべての自然数である。

(2)

定義より であり、 である。したがって

である。

ここで であるから、和を取ると途中の項が消え、

となる。よって である。

(3)

(1)よりであるから であり、 である。また

である。(2)でとすると である。したがって である。

別解。(2)から有限和を直接求めると

である。これを整理して となる。より、同じく極限値はである。