東北大学 1995年度
理系数学 前期 第2問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 理系
- 分野
- 指数・対数、微分、積分
- 解法
- 置換、微分による最大最小、面積計算
- 難易度
- 6 / 10 計算量 6 / 10 目安 20分
問題
関数f(x)=e3x−6e2x+9exを考える.
(1) f(x)の極値を求めよ.
(2) (1)で求めた極大値をbとする.曲線y=f(x)と直線y=bによって囲まれる図形の面積を求めよ.
出典:東北大学 1995年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第2問
方針
u=ex と置いて u>0 の3次式 u(u−3)2 として扱う。極値は df/du と du/dx>0 から判定する。(2) では極大値 b=4 と曲線の交点を u で求め,dx=du/u により面積積分を1変数の有理式と多項式の積分に直す。
解答
(1) u=ex とおくと u>0 であり,f(x)=ex(ex−3)2=u(u−3)2 である。u で微分すると dud{u(u−3)2}=(u−3)2+2u(u−3)=(u−3)(3u−3)=3(u−1)(u−3) である。また du/dx=ex=u>0 だから f′(x)=3u(u−1)(u−3) である。
したがって,0<u<1 で f′(x)>0,1<u<3 で f′(x)<0,3<u で f′(x)>0 となる。すなわち u=1,u=3 に対応する x=0,x=log3 で極値をとる。値は f(0)=1⋅(1−3)2=4,f(log3)=3(3−3)2=0 である。よって 極大値 4 (x=0),極小値 0 (x=log3) である。
(2) (1) より b=4 である。直線 y=4 と曲線の交点は u(u−3)2=4 で決まる。左辺を移項して u3−6u2+9u−4=0 であり,これは (u−1)2(u−4)=0 と因数分解できる。u=1 は極大点で接している点,u=4 はもう一方の交点である。したがって囲まれる部分は x=0 から x=log4 までで,その面積は ∫0log4{4−f(x)}dx である。 u=ex とすると dx=du/u であり,積分範囲は u=1 から u=4 になる。よって面積は ∫14{u4−(u−3)2}du である。ここで ∫14(u−3)2du=∫14(u2−6u+9)du=3 だから,求める面積は 4log4−3 である。