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東北大学 1993年度
理系数学 前期 第5問

問題

原点とし,行列によって表される1次変換をとする.3点による像をそれぞれとおく.
であるとき,次の問に答えよ.ただし, の内積を表す.

(1) を求めよ.

(2) 点による像をとする.の範囲で変化するとき,の内積の最大値と最小値,およびそれらの値を与えるの値を求めよ.

出典:東北大学 1993年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第5問

方針

各条件は、移った点と元の単位方向ベクトルの内積を計算すればよい。 から から から が決まる。 は個別には決まらないが、(2)で必要なのは和 だけである。 について内積を三角関数で整理し、 の最大最小を読む。

解答

(1)

まず である。 が移った点は

であるから、条件 を意味する。したがって である。

次に である。 が移った点は

であるから であり、 である。

さらに である。 が移った点は なので、内積は である。これが3に等しいから である。 を代入して を得る。

以上より、条件から決まるのは である。 は個別には定まらないが、次の設問では和 だけが必要である。

(2)

とおく。この点が移った点を とすると である。したがって

である。

(1)で得た を代入すると

である。 なので から まで動く。この範囲で は最大値1、最小値 をとる。

最大値は であり、これは すなわち のときである。

最小値は であり、これは すなわち のときである。