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東北大学 1991年度
理系数学 前期 第6問

問題

を実数とし,点を点に,点を点に移す1次変換をとする.さらに,直線上の点 を次のように帰納的に定める.

(i) 点とする.

(ii) で移した点をとし,原点を通る直線がと交わる点をとする.

このとき

(1) で表せ.

(2) となるようなの値を求めよ.

出典:東北大学 1991年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第6問

方針

前期文系第4問と同じ構造だが、 により1次変換が変わる。点 を、基底 の組み合わせとして表すと、移った点を直接計算できる。原点と移った点を結ぶ直線が と交わる条件から を得て、固定点からのずれで解く。

解答

(1)

直線 上の点 とおく。この点は と表せる。

1次変換 かつ である。したがって を移した点

である。整理すると である。この2座標の和は である。

原点と を通る直線上の点は、ある倍率 を用いて と表される。これが 上にあるためには であるから である。したがって であり、特に を得る。

この漸化式の固定点を とすると だから である。よって である。 なので

である。

また だから

である。よって

である。

(2)

である。上で得た式から なので である。これが に等しいから である。したがって である。

よって または である。これを解いて を得る。