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東北大学 1991年度
理系数学 前期 第2問

問題

は微分可能な関数とし,行列

はすべての実数に対して,次の2つの条件を満たすとする.

(i)

(ii) の表す1次変換は双曲線上の任意の点を上に移す.

このときはどのような関数か.

出典:東北大学 1991年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第2問

方針

座標を に取り替えると、双曲線 と書ける。また与えられた行列は に変える。条件 は2つの倍率の積の法則になり、双曲線を保つ条件は倍率の積が1であることになる。微分可能性から指数関数形を導く。

解答

とおく。このとき である。したがって双曲線 と表される。

行列 の働きを で見る。まず

であり、また

である。したがって、移った点の新しい とすると である。

ここで とおく。条件 は、 の倍率について を意味する。

また、 が双曲線 上の任意の点を再び 上に移すためには でなければならない。 であるから である。したがって は0にならない。

特に で、 だから である。 は微分可能なので、等式 で微分し、 とおくと である。 とおけば であるから である。

さらに より である。したがって である。ただし は任意の実数である。