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東北大学 1991年度
理系数学 前期 第4問

問題

を正の整数とする.箱の中に枚のカードが入っていて,これらのカードには1からまでの番号がつけてある.この箱から無作為に1枚のカードを取り出し,その番号をとする.次に,このカードを箱の中に戻し,ふたたび無作為に1枚のカードを取り出して,その番号をとする.このようにして得られた整数の組について,「の積で割り切れる」という事象をとする.

(1) である整数に対し,「で割り切れるがでは割り切れない」という事象をとおく.事象が起こる確率を求めよ.

(2) 事象が起こる確率を求めよ.

(3) 事象が起こったときに事象が起こる条件つき確率をとするとき,が成立するようなの値を求めよ.

出典:東北大学 1991年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第4問

方針

3で割れる回数に注目する。事象 は、 がちょうど で割れることを表すので、そのような の個数を数える。 で割り切れるには、 側で足りない の個数を 側が補えばよい。各 について の個数を数え、最後に で和をとる。

解答

(1)

の場合を考える。 で割り切れるが では割り切れないためには、 から までの中で を数えればよい。これは 個である。

このとき で割り切れるためには、 が少なくとも で割り切れればよい。 から までの中で の倍数は 個である。したがって

である。

次に の場合、 で割り切れる。範囲内ではそのような の1つだけである。このとき は何であっても で割り切れる。よって である。

したがって

である。

(2)

事象 は互いに重ならず、すべての場合を尽くしている。したがって である。(1)より

である。

(3)

条件つき確率は である。よって である。

これが を満たす条件を求める。左側の不等式から すなわち である。右側の不等式から すなわち である。 は正の整数なので である。