過去問データベース 過去問を探す

東北大学 1989年度
理系数学 前期 第5問

問題

なる定数とし,の関数を考える.

(1) が単調増加となるとき,の満たすべき条件を求めよ.

(2) により囲まれる図形の面積を求めよ.

(3) (1)の条件のもとでを動かすとき,の最大値の関数として表せ.

出典:東北大学 1989年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第5問

方針

(1)は とおき、導関数が常に非負となる条件を2次式の最小値で調べる。(2)は の零点 の間を積分し、向きに応じて絶対値を取る。(3)は固定した のもとで許される の範囲 において、 の最大値を端点比較で決める。

解答

【(1)】 より である。 とおくと であり、単調増加となるための条件は である。

ここで なので、この2次式の頂点は にある。したがって最小値は である。よって条件は である。もとの条件 , , と合わせて、 である。

【(2)】2曲線 , の差は である。交点は より である。また も境界として与えられている。したがって囲まれる部分の面積 である。原始関数は だから

よって である。

【(3)】(1)の条件から、固定した に対して許される である。この範囲が空でないためには すなわち が必要である。 から遠いほど大きい。区間の左端 では であり、右端 では である。したがって である。両者が等しくなるのは で、 の範囲で比較すると境目は である。よって

なお、 では(1)の条件を満たす が存在しない。