問題
関数について,次の問に答えよ.
(1) 極値を求めよ.
(2) 曲線の漸近線を求めよ.
(3) 曲線の概形をかけ。
方針
まず分子を因数分解し、さらに割り算で と直す。絶対値の中の符号は零点 と除外点 で変わる。極値は、絶対値を外した各区間での微分と、絶対値が0になる折れ点を合わせて判定する。漸近線は と、左右無限遠で絶対値の符号が変わることから2本の斜めの直線を得る。
解答
まず である。また、 において である。以下 とおくと、 である。 となるのは であり、 では定義されない。
さらに である。
(1)
符号を調べると、 は で負、 で正である。したがって、それぞれの区間で または として増減を調べる。 と では であり、絶対値の折れ点なので極小値0をとる。
また では であり、この区間の停留点は である。 は で正、 で負だから、 で極大となる。その値は である。 では であり、停留点は である。 は で負、 で正だから、 で極小となる。その値は である。
以上より極値は
である。
(2)
で分母が0になり、分子は なので、垂直方向の漸近線は である。
また である。 では なので となり、 である。よって右側の斜めの漸近線は である。
一方、 では なので となり、 である。よって左側の斜めの漸近線は である。
(3)
概形は次の情報を反映して描けばよい。 で 軸に接するように折れ、値は0である。 では で極大値1をとる。 は垂直方向の漸近線であり、左右どちらから近づいても である。 では で極小値9をとり、その後は漸近線 に近づく。 では漸近線 に近づく。
補足。絶対値をつける前のグラフで負になる部分を 軸に関して折り返す、と考えても同じ概形が得られる。この見方を使うと、 と が折れ点の極小になる理由が分かりやすい。