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東北大学 1988年度
理系数学 前期 第1問

問題

平面上に点を中心とする半径5の円がある.その周上に4点がこの順序にあり,が成り立つ.線分の交点をとし,とする.線分の長さをそれぞれ4,5として,次の値を求めよ.

(1) 内積

(2)

(3) 内積

出典:東北大学 1988年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第1問

方針

半径5の円で の反対側の点である。弦 から中心角 の半角を求め、弦 から を得る。(1)は 、(2)は交わる弦が作る角の定理、(3)は座標を置いてベクトルを成分で計算する。別解として、(3)は長さと角から直接内積を出すこともできる。

解答

円の半径は5で、 より、 の反対側の点である。 はこの順に円周上にあるので、 から までの半円上に がある。

に対する中心角を とおく。弦の長さの公式から なので である。したがって であり、 である。

また弦 に対する中心角は である。つまり である。

(1)

だから

である。よって

である。

(2)

交点 は弦 と弦 の交点である。円内で交わる2本の弦が作る角について、 が成り立つ。したがって である。よって

(3)

座標を置いて計算する。 とする。上で求めた

より

である。また で、 から 側へ だけ進んだ点なので である。したがって であり、 である。よって

別解。(3)は、 のなす角を円周上の角から求め、 と合わせて内積を出すこともできる。ただし符号の判断がやや紛らわしいため、座標を置く方が計算の見通しはよい。