問題
(1) 辺の長さが1である正四面体 において,辺 の中点を ,辺 の中点を とする。2つのベクトル と との内積を求めよ。
(2) 1から6までの目がそれぞれ の確率で出るさいころを同時に3個投げるとき,目の積が10の倍数になる確率を求めよ。
出典:東京工業大学 2012年度 前期日程 理系 第1問
方針
(1)は正四面体の一つの頂点を原点とみなし, の長さと相互の内積を用いて と を表す。(2)は積が10の倍数である条件を,少なくとも1個の5と少なくとも1個の偶数が出ることに言い換え,余事象で数える。
解答
(1)
,, とおく。正四面体の各辺の長さは1であるから, であり,また である。
は の中点, は の中点なので,, である。したがって , であり,
となる。
(2)
3個のさいころの出方は 通りで,すべて同様に確からしい。目の積が10の倍数であるためには,少なくとも1個の目が5であり,かつ少なくとも1個の目が偶数であることが必要十分である。
少なくとも1個の5が出て,少なくとも1個の偶数が出る出方を余事象で数える。5が出ない出方は 通り,偶数が出ない出方は 通りである。また5も偶数も出ない出方は,目が1または3だけであるから 通りである。よって求める出方は通りである。したがって求める確率は である。