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九州大学 1987年度
理系数学 第6問

問題

双曲線について,次の問に答えよ.

(1) 点では,を通ってに接する直線が2本あるとする.これらの直線の傾きの和と積をで表せ.

(2) さらに,(1)において傾きの積が一定値 であるとする.このような点の軌跡を求めよ.

出典:九州大学 1987年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第6問

方針

を通る傾き の直線を とおき、双曲線に代入する。接する条件は、得られる2次方程式が重解をもつことなので、判別式0から の2次方程式を作る。その2解が2本の接線の傾きであるため、解と係数の関係で和と積を読む。 は積 を代入して曲線を出し、さらに本当に2本の異なる接線が存在するための判別式正の条件を付け加える。

解答

(1)

を通る傾き の直線を とおく。すなわち である。これを双曲線 に代入すると である。これは についての2次方程式であり、直線が接線であるためには重解をもつ必要がある。

判別式を0とする代わりに、整理された接線条件を書き出すと である。これを について整理して を得る。

2本の接線の傾きを とすると、この2次方程式の2解である。したがって解と係数の関係より であり、 である。

(2)

傾きの積が であるから、 より である。したがって であり、 が候補となる。

ただし、問題では点 を通る接線が2本あるとされている。したがって で得た の2次方程式が異なる2つの実数解をもつ必要がある。その判別式は正でなければならないので である。整理すると となる。

候補の曲線上では であるから、上の条件は すなわち である。 のときは、 かつ であるから はすべての実数 で成り立つ。したがってこの場合の軌跡は の実際に点が存在する部分全体である。 のときは すなわち が必要である。したがってこの場合の軌跡は を満たす部分である。