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九州大学 1987年度
理系数学 第2問

問題

関数とその導関数が連続で,すべてのに対して

が成り立つとする.このとき,次の問に答えよ.

(1) を求めよ.

(2) 関数の極値を求めよ.

出典:九州大学 1987年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第2問

方針

与式は積分方程式だが、両辺を微分すると についての一次の微分方程式になる。まず を代入して初期値 を得る。微分後は、 で割る前に の導関数を作れば、途中で が0かどうかを気にせず解ける。極値は得られた明示式が正であることを使い、 の符号を で判定する。

解答

(1)

与えられた式で とすると、積分部分は0であるから である。

次に両辺を で微分する。左辺は である。右辺は積分の上端が なので である。したがって となる。整理して

を得る。

ここで とおく。すると積の微分により に相当する係数は であり、上で得た式から0になる。割り算を避けて直接微分しても同じく が得られる。したがって は定数である。 だから であり、 である。

(2)

の結果から である。また であり、 なので、 の符号は の符号で決まる。

符号を調べると、 である。したがって で極大値をとり、 で極小値をとる。

値は であり、 である。よって である。