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九州大学 1987年度
文系数学 第5問

問題

を自然数とするとき,次の問に答えよ.

(1) を満たす実数の数列について, を示し,第を求めよ.

(2) 上の数列の初項から第項までの積 を求めよ.

(3) を満たす実数の数列について,第を求めよ.

出典:九州大学 1987年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第5問

方針

実数列がすべての自然数 で定義されることから、各項が正であることを先に確認する。正であると分かれば、 と見て指数の形で一般項を出せる。積 は指数部分の等比和に帰着する。 については を確認したうえで とおき、一次の漸化式を解く。 だけは分母 が使えないので必ず別に扱う。

解答

(1)

まず を示す。 である。 が奇数のとき、 から である。 が偶数のとき、もしある が起これば、次の式 は左辺が なのに右辺が負となり、実数では成り立たない。したがって無限に続く実数列では負の項は出ない。また なら となるので、 に反する。よって である。

したがって と書ける。 のときは だから である。 のとき、 とおくと である。よって となり、 である。

(2)

のときは であるから である。 のとき、 より である。指数部分は等比数列の和なので

である。したがって である。

(3)

であり、 と同じ理由で である。そこで とおく。 の両辺の2を底とする対数をとると すなわち である。 のときは だから である。 のとき、定数 を満たすように選ぶと である。よって となる。 だから

である。したがって

である。