過去問データベース 過去問を探す

九州大学 1987年度
文系数学 第4問

問題

1辺の長さが1であるような正四面体の頂点をとする.辺に内分する点を,辺に内分する点をとする.このとき,次の問に答えよ.

(1) ベクトルの長さと内積で表せ.

(2) とする.のとき,の動く範囲を求めよ.

出典:九州大学 1987年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第4問

方針

頂点 を基準にして、 の長さと内積を先に固定する。正四面体では3本の辺のなす角がすべて なので、相互の内積は になる。内分点 をこの3本のベクトルで表し、長さと内積を計算する。 は1変数関数になるため、微分で増減と端の近づき方を調べて範囲を決める。

解答

(1)

とおく。正四面体の一辺は1であり、三角形 はいずれも正三角形である。したがって

である。

は辺 に内分するので である。また点 は辺 に内分するので である。よって

である。

まず長さを計算する。 である。同じ計算で となる。したがって である。

次に内積は

である。整理すると である。よって である。

(2)

より

である。これを とおく。

微分すると である。分母は常に正なので、 で増加し、 で減少する。したがって最大値は のときで

である。

一方、 を動くので端点 は含まれない。 または のとき である。したがって が求める範囲である。